某日、内装仕事で工房。移動読書は高野秀行著『謎の独立国家ソマリランドそして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』を読む。こうやって探検モノや旅記を読まずにいられない時って、「見知らぬ土地でフラフラしたい欲」が高まっている証拠なのだ。若い頃なら東南アジアにフラッと行っただろうが、現在はガキもいて家庭もあり現実的に難しくなってしまった。や、「難しい」と枷を作っているのは自分で、本当は行けるのだが行けない事にして「行こうとしない自分」を守っているのだろうな。まあ、行くことによって失うものを考えると、やっぱ行けねえよなあ。最近、秋津から有楽町線の直通電車で月島まで乗り、月島で大江戸線に乗り換えている。秋津から月島まで座って本を読めるからだ。しかし、今日、ヒジョーに不愉快になる事があった。アタシは清瀬辺りで席が空いて、座って読書していたのだが、練馬でアタシの前に立ったオッサンが問題だったのだ。まずオッサンは雨でツユの滴る傘をアタシの膝に押し当ててきた。でもまあ、人の多い電車内だしアタシは「仕方ねえ」となるべく膝に当たらぬように避けて座り直す。池袋でアタシの隣の席が空き、オッサンがドカっと座った際に肘がアタシに当たった。アタシは読書に夢中だったので驚いてオッサンの顔を見たら、「は? なに?」と宣った。テメエからぶつかって来て「なに?」はねえだろうと思ったが、「なんも言ってねえよ」と答えた。この時ヒジョーに腹が立っていたのだが、再びオッサンは「なに?」と言ったのだ。明らかに聞こえているであろうに「なに」って2回も聞かれちゃった。アタシャ、瞬間的に引っ叩いてやろうかと思ったがグッとこらえて「なにってなんだよ?」と質問した。するとオッサンは『コイツ頭おかしいな』みたいな雰囲気をプンプンに出して無視したのだ。アタシは納得できなくて「や、なにってなんだって」と質問したが、オッサン寝たふりをした。いやいや、そりゃねえだろうが。アタシが更に言おうとしたらオッサンの隣に座るおばさんが、「喧嘩かしら? やーねー」って顔をしていたのに気付いて我慢する。しかし、なんでアタシが堪えなきゃならねえんだ? ヒジョーに不愉快で読書に集中できない。オッサンが降りたら続いて降りて、話をつけようと思っていたが結局月島まで降りなかった。降りる前にオッサンに声をかけようとしたが、まだ寝たフリしてやがる。グ・ギ・ギ! ってはだしのゲンのように歯を食いしばって我慢して電車を降りた。なんだかなあ。や、そっちから喧嘩腰で来たんだから最後までやろうぜ。引っ叩かなかった自分を褒めると共に、身の程を弁えず喧嘩腰できちゃうオッサンにムカついたなあ。朝からヒジョーに気分が悪い。本日は伊藤くんと工房に溜まった3現場分の建築廃材やゴミを処分場に出す。計2往復。昼はパン。本当は鉄ゴミも出したかったが時間がなかった。
某日、内装仕事で清澄白河。移動読書は高野秀行著『謎の独立国家ソマリランドそして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』。昨日のおっさんが乗って来やしないかとビンビンにアンテナを張っていたのだが、現れず。残念。清澄は本日から乗り込みの現場。ダイゴさんが先行して大工手で入っていて、アタシは既存壁の下処理作業と床の部分解体。ギックリ腰になってしまったダイゴさんと「アメリカナマズ釣り」がアツイって話をしながら、作業する。既存壁にはピンネイルが相当数打ち込まれていて、1本ずつペンチで抜いたりクロスの残りをこそいだり、床ボンドをスクレーパーで剥がしたりで、手の豆が潰れる。昼は久しぶりに定食屋「いちばん星」へ。ハムカツ定食が食いたかったのだがメニューにない。お気に入りだったキムチ豚丼もない。女将さんが「メミューが変わったのよー」と言っていてとても残念。苦渋の決断で、メンチカツ定食を食う。勿論美味かったのだが、「いちばん星」のハムカツ定食とキムチ豚丼が無くなってしまったショックがでかい。あと、アタシがお気に入りだった娘さんがいなくて、それも残念だった。夕方まで作業して、田端へ。シネマチュプキ田端で福岡佐和子監督『スミコ22』を観る。『スミコ22』は守屋文雄さんやソンカンギくんから強く勧められていたのだが、タイミングが合わずケーズシネマ公開時に見逃していた。先日、守屋さんから「スミコが田端で上映されるよ」と連絡をいただき、本日ようやく観れたのだ。いやー、面白かった! なんだろうか、この面白さは。奇抜なことを仕掛けたり、演出が尖っている訳ではない。22歳の女性の日常を丁寧にユーモラスに切り取っている。そのリズムや感覚がいいのだ。映画を観ている最中も微笑んでしまう。すごく不思議で新しい感覚だ。ただ1つ、男女4人が部屋で雑魚寝するのだがスケべな事がない。つまり、アタシが22歳の時なんて女の子が隣で寝ていたらいかにスケべに持ち込もうか必死で画策していたし、何もなく寝ることなんて出来なかった。しかしこの映画では男子が何もなく寝ていたのだ。そこに驚いた。上映後、ユニット「しどろもどり」の福岡さんと出演していたはまださつきさんと話す。この2人の今後の映画が楽しみで仕方ない。
某日、内装仕事で清澄白河。移動読書は高野秀行著『謎の独立国家ソマリランドそして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』。本日は昨日の続きの左官壁の下地作り。灰汁止め処理とシーラーを塗布。しかし、既存壁から灰汁が浮いてきてしまい、水性の灰汁止め剤だと対処が出来ず、油性のG2を使う。昼飯はダイゴさんと「桃太楼」へ行くが、定休日だった。駅前の「泰山」でニラレバ定食を食う。午後はパテ処理。夕方までやって、東中野へ。ポレポレで太田達成監督『石がある』を観る。上映前に小川あんさんと挨拶。映画の内容を知らずに観たのだが、小川あんさんが加納土さんにいつ襲われてしまうのだろう、とドキドキしながら観ていた。カットごとになにか不穏なモノを感じてしまっていたのだが、想像していたことは一切起こらず終わってしまった。勝手にドキドキしていたのだなあ。上映後のイベントは失礼して帰る。映画って勝手な想像をして展開を期待する事があるが、それを裏切られると「おお!」ってなったり「あれれ?」ってなったりする。観客って勝手なもんだよなあ。昨日今日と仕事終わりに「絶対に映画を観るぞ!」と心して向かったのだが、行ってよかった。昔は映画を観るためなら睡眠時間を削ってでも行けた。でも最近は体が疲れちゃうし、生活に追われてなかなか行けなかった。でもこれじゃあダメだよな。ちゃんと観たい映画を観る習慣をつけねば! カミさんの監視の目を掻い潜り、アタシは映画館へ向かうのだ。
某日、内装仕事で清澄。移動読書は高野秀行著『謎の独立国家ソマリランドそして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』。体が疲れていて読書していても寝てしまう。やっぱり仕事後に映画を観ると睡眠時間が削られて、体がしんどい。むむむ、由々しき問題なり。本日はパテ処理とトイレ内のシートップ左官。床を大工のアキラさんがはっている。アキラさんとも久しぶりに会った。午前中はパテをして終わってしまう。昼飯はオリジン弁当でのり弁とコロッケ。美味かった。午後はシートップをして夕方5時にアキラさんが床はりを終えたので、養生をして壁面のシーラー塗装。ごーいちくんと伊藤くんが応援に来てくれた。7時に終了して、ごーいちと恵比寿へ。ジンギスカン屋「かんな」で、永田琴監督、淡島瑞丸くんと合流して飲む。永田さんと編集の話や自主映画の話をしながら食った生ラムが絶品だった。店長をテイ龍進さんがやっているから、働いている店員さんが俳優部が多くて驚いた。テイさんは撮影でお会いできなかったが、いい店だったなあ。途中で向井康介さんも呼び出してワイワイやる。アタシは終電があるので11時で帰る。帰りの電車内で寝てしまい、危なく帰宅難民になるとこだった。
某日、内装仕事で清澄。移動読書は高野秀行著『謎の独立国家ソマリランドそして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』。でも疲れて寝てしまいほとんど読み進まず。本日は守屋文雄さんと壁面のシートップ左官。平米数は大きくないのだが、左官壁が多く難儀。守屋さんをもってしても予定の量まで左官が進まなかった。昼飯は中華屋「桃太楼」で守屋さんおすすめの豚バラ丼とラーメンのセット。最近、「桃太楼」へ行くと、並んで待つ事が多い。昔は並ばなくても入れたのだが、守屋さんが「まち中華の特集でテレビで放送されたらしい」と言っていた。あんだかや。待っている間、「かぼちゃの煮付けはご飯のおかずにならない!」という持論を話す。甘いおかずってご飯が進まないのだ。卵焼きも甘いとうんざりする。ダイゴさんが「じゃあおせちは?」と聞いてきたが、おせち料理で好んで食べるものって数の子くらいだ。守屋さんが「桜でんぶがご飯にかかっていると嬉しいじゃん」と言うが、アタシャ、桜でんぶがかかっているご飯が嬉しかったことなど一度もないのだ。酢豚やブリの照り焼きはギリギリ許せるが、テリヤキバーガーは許せない。あんなものありがたがって食う輩は信じられない。テリヤキバーガーが日本代表になっている事も許せない。まあ、どうでもいいか。アタシが食わなきゃいいんだから。テリヤキが好きな方も多いだろうからあんまり書いたら怒られちゃうな。夕方まで左官するが仕上げも手数がかかってなかなか大変なのだ。定時で上がって帰る。本日も夕飯は冷凍餃子。倅が風邪で学校を休んでいた。明日は運動会だが大丈夫だろうか?
某日、朝、倅の咳がひどくて運動会を欠席することに。残念。午前中、倅とカミさんは病院へ。アタシは寝てしまう。午後、昼飯を食ってまた寝る。夜も普通に寝る。カミさんから散々どやされたが眠いのだから仕方ない。本当に一日中寝ていた。冬眠してしまうのだろうか? 自分でも不安になるくらい寝た。「春眠暁を覚えず」ではなく、「秋眠暁を覚えず」なり。