某日、滝口さんの仕事で除草作業。新三郷へ。水澤さんと2人で伐採や除草をバタバタやる。水澤さんから誕生日プレゼントで、いまおかしんじ監督『れいこいるか』のDVDをいただく。先日のヨシキ組の打ち上げで欲しいものを聞かれたので、『れいこいるか』と答えたのを覚えてくれた。本当に嬉しかった。ありがとうございます!天気も晴れて除草日和。ずっと中腰になっての作業だったので、腰が痛くてまっすぐ立てなくなる。作業後、銭湯で汗を流して、滝口さんと合流し、料理屋「和与し」へ。ここの料理は絶品。何を食っても美味い。「ドジョウの天ぷら」を注文したら、親父さんが「今日のドジョウはよくないからシラエビにしなよ」と言っちゃう、いい感じの方。お母さんと交わす乱暴な武州弁も安心する。俺もよく言われるのだが、武州弁は乱暴な言葉遣いに聞こえるらしいが左にアラズ。非常にあったかい言葉なのである。滝口さんからも誕生日プレゼントをいただく。12球団のロゴ入りキャップ。ありがたい。酒も進みプロ野球談義。もちろんロッテファンの滝口さんと佐々木朗希の話。滝口さんは先日の13連続三振とノーノーの歴史的大試合を現地観戦していたそうだ。すげえなあ、羨ましい。飯もうまいし、楽しい飲みだった。
某日、倅と水澤さん、水澤ジュニア、奥野ジュニアと、狭山湖近くの「真々根園」にたけのこ掘りに行く。小手指で集合。「ポポラマーマ」で昼飯を食って、バスで椿峰小学校入口で下車。この時点で、我が息子と水澤ジュニアのバカさ加減、奥野ジュニアのしつけの良さの差に愕然とする。奥野ジュニア、しっかりしすぎ。皆、タケノコ掘りは初体験。竹林でオバさんに説明を受け、スコップを渡される。バカな倅どもははしゃいでいたが、いざ掘り始めると全く興味なく、大声で「うんこー、ちんこー」叫んで走り回る。結局、あたくしと水澤さんが必死に掘るのだが(奥野ジュニアだけは手伝ってくれた。エライ!)結構な重労働。タケノコの頭はそんなに出ていなくても、土が固くて掘り下げるのが大変だった。3本掘って終了。全部で6000円くらいだった。秋津に戻ってうちで遊ぶ。3人のガキははしゃぎまくる。竹林よりうちの方が楽しいみたい。夕方、調布まで送る。子供達が楽しんでよかった。帰るとお隣の久保田さんから、美味そうなタケノコをいただく。タケノコづいている日だなあ。今日掘ったタケノコは天ぷらにして食う。美味かった。
某日、内装仕事で浅草。シートップ左官。およびトップコート塗布。守屋さんと残業。仕事後、浅草の大衆居酒屋「一代」で藤井千帆さんと飲む。藤井さんは、最近撮影で立て続けに散々な目にあったらしく、悲惨な現場話を笑って飲む。店の女将さんがなかなかな人で「あんたはカッコつけないからいいよ」と気に入られてしまった。ちょいちょい話に加わってくる。店を出ると雨。傘がなかったのだが、「一代」の女将さんに傘をもらう。ありがてえ。今度返しに行かなくちゃ。寝る前に井上さんにオススメされた『ゴールデン・カムイ』(ウェブ版)を読み始めてしまう。面白い。2時過ぎまで読んでしまい寝不足。
某日、浅草で内装仕事。朝、家を出るとお向かいの肥沼さんの親方に話しかけられる。今、サウナを作ってるという話をしたら、「今度山を買うから一緒にキャンプ施設を作ろう」と誘われる。本日は左官面のエイジング塗装。デザイナーのシノブさんの好みと、周平さんの好みの違いに気付く。シノブさんは大人しめの仕上がりが好きみたいだ。作業中、7尺脚立の天板に立って作業していて、落下。おでこを切っただけで済んだ。運がいい。仕事終わりで中古DVD屋に寄って、リドリー・スコット監督『オデッセイ』と岡本喜八監督『沖縄決戦』を購入。守屋さんオススメの李龍徳(イ・ヨンドク)著『死にたくなったら電話して』『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』を購入。
某日、浅草で内装仕事。電車で妙に体を押し付けてくる六十くらいのおばさんがいた。他人と距離が近いとイライラしてしまう。ただ、これが綺麗なお姉さんだったら、おそらくそう思わないから不思議。エイジング塗装を仕上げる。昼は久しぶりに「ニュー浅草」。やっと給料が入ったので、ようやく昼飯を食える。守屋さんがいつも頼むメンチカツ定食をアタシも頼む。揚げたてのメンチから肉汁があふれ出て、絶品だった。残業して塗装を終わらせる。夜、寝ていると、突然こむら返りが起きる。痛くて目が覚めてしまった。
某日、Aさんの面会に某所へ。5時半に弟の伸也と落ち合い、Hさんを乗せて出発。ただ、実家から借りた車の古いナビに従うと、府中から高速に乗って、なぜか調布で降ろされる。調布から再び高速に乗って、府中に戻るが、今度は間違えて東京方面に向かってしまう。2000円損した。コントやってんじゃねえんだぞバカヤロー!午前10時半くらいに某所に着いて、面会。Aさんは元気そうだったし、最近の映画界のハラスメント問題の件も知っていて、笑った。「松浦の手紙も最近面白くなってきたけど、やっぱ伸也の手紙は面白いわ」と言われて悔しかった。帰りは清水港によって、Hさんに海鮮丼を奢ってもらう。クレーンキャッチャーで、景品にでかい伊勢海老のソフビがあって、どうしても欲しくてチャレンジする。ハマってしまい6000円くらい突っ込むもゲットならず。伸也が「普通に買えばよかったね」と冷静なことを言うし、Hさんも「この金があったらうなぎの特上食えた」と残念そうだった。Hさんに秋津に来てもらって、倅と会ってもらう。その後、実家で伸也が持ってきたスーパーファミコンミニで、倅とスーパーマリオをやる。初のスーファミで倅はコントローラーと一緒に体が動いてしまい、見ていて面白かった。
某日、内装仕事で浅草。全然終わらない。応援で岩谷さんが来てくれる。今日は左官三昧。右肩が上がらなくなるくらい左官する。昼は「ニュー浅草」でメンチカツ定食。裏切らない美味しさ。絶品。夜、仕事終わりで岩谷さんと「一代」へ。豚キムチとニラ玉がうまい。女将さんに傘のお礼も言えた。岩谷さんの片方の金玉がキウイフルーツくらい腫れ上がっていて、爆笑する。本人は痛くてそれどころじゃないらしいが、あまりの腫れ具合に笑いしか出ない。そのまま新宿に行って、シネマカリテでようやくアピチャッポンの新作『メモリア』を観る。いやー、予想だにしていない地点まで連れて行かれた。不思議で素晴らしい映画だった。映画の多様性って素晴らしい。舞台がコロンビアってこともあって、エンドロールで流れる雷鳴を聞いて、コロンビアの日々を思い出す。雨音になって泣きそうになる。久しぶりに終映後、すぐ立てなかった。こんな映画をたくさん観たいな。